ビジネスマナー講座3:言葉遣いと敬語:その1
講座3:言葉使いと敬語 その1
「ビジネスマナー講座」3回目は「言葉使いと敬語」について行います。
社会にはざまざまな人がいます。
ひとつの目標に向かい、いろいろな立場の人々、親子ほど年齢や経験が違う人と会話を交わさなければなりません。また、お客様との会話も社会人として必要です。
よりよい人間関係を保ちながら、仕事を進めていくために、「敬語」は欠かすことの出来ない潤滑油なのです。
敬語は根底に、「相手に対する尊敬の念」があり、話し手の優しさ思いやりが言葉使いとなって表現されるものなのです。年代の変化とともに敬語の使い方は変わっていきます。現在では。話し手、聞き手、話題の人の社会的関係、人間関係によって使われています。相手や状況によって、上手に会話に敬語を取りいれることが必要です。
尊敬・謙譲・丁寧語
あなたは大丈夫?
■乱暴な言葉使いは避ける
■仲間言葉や社内の専用語は社外の人に使わない
■流行語や外国語は必要以上に使わない
■「えー」「あのー」などを連発しない |
 |
■大げさなジェスチャーを交えない
■「ですから」「でも」「一応」「しかし」などをしばしば使わない
■「はいはい」と返事をしない
■話ながらものをいじらない |
尊敬語
相手の動作や状態などをうやまうことによって相手を高める言葉
(1)接頭語をつけるもの |
おからだ 令息 ご芳名 貴社 ご意見 |
(2)接尾語をつけるもの |
中村さん 奥さま |
(3)代名詞 |
どなた あのかた |
(4)尊敬動詞 |
おみえになる いらっしゃる なさる |
(5)補助動詞、尊敬助動詞 |
書かれる お出かけになる お教え下さる |
謙譲語
自分がへりくだることによって相手を高める言葉
(1)接頭語をつけるもの |
粗品 愚問 拙宅 弊社 |
(2)接尾語をつけるもの |
わたくしども |
(3)代名詞 |
わたくし 小生 |
(4)謙譲の動詞 |
申します 参ります うけたまわります |
丁寧語
言葉を丁寧にすることで相手に対して敬意をあらわす
(1)接頭語をつけるもの |
お食事 お花 おはし |
(2)丁寧な助動詞 |
あります そうです(さようでございます) |
(3)言葉の言い換え |
あっち→あちら ちょっと→少々 今日→本日
いま→ただ今 |