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気持ちが伝わる。おさえておきたい正しい&美しいお辞儀の仕方とは?

2024.06.01

 

普段から、何かとする機会のとても多いお辞儀。
お辞儀とは「親愛」「感謝」「尊敬」の気持ちを表す時に、自然に頭がさがる事を言います。
適当にお辞儀をしてしまうと、相手にあなた自身や、あなたの会社に対して印象が悪くなってしまう場合もあります。正しいお辞儀の種類を学び、その場に合わせた丁寧なお辞儀を心がけましょう。

お辞儀の種類(3種類)

 

会釈 (15度) 軽い挨拶

目上の方や親しい人と挨拶をかわすときの、軽いお辞儀です。
廊下ですれ違う際など、きちんと立ち止まってゆっくり頭を下げると、丁寧な印象になります。
15度くらいの角度で頭を下げ、視線は相手の腰あたりを見るようにします。

 

敬礼 (30度) 一般的な挨拶

お客様や相手に敬意を表すお辞儀です。
30度くらいの角度で頭を下げ、視線は相手の膝あたりを見るようにします。

 

最敬礼 (45度) 深い敬意を表す挨拶

上級のお客様の送迎、お礼、お詫びなど、もっとも敬意を表すお辞儀です。
45度くらいの深い角度でゆっくりと頭を下げ、視線は自分の足先を見るようにします。

 

お辞儀の仕方

 

分離礼/語先後礼(ごせんごれい) 

挨拶をしてから、お辞儀をします。

①相手の目を見る(笑顔でにこやかに/お詫びの場合はしっかりとお詫びの気持ちを込めた表情で)
②背筋を伸ばし、心を込めて挨拶をする
③背筋を伸ばした状態で、腰から上体を倒して頭を下げる
④1~2拍、少し動きを止めてからゆっくり上体を起こす
⑤もう一度相手の目を見る(笑顔でにこやかに/お詫びの場合はしっかりとお詫びの気持ちを込めた表情で)

 

同時礼 ※会釈・敬礼時

挨拶と同時にお辞儀をします。

①相手の目を見る(笑顔でにこやかに)
②背筋を伸ばし、心を込めて挨拶をしながら、上体を倒して頭を下げる
④1~2拍、少し動きを止めてからゆっくり上体を起こす
⑤もう一度相手の目を見る(笑顔でにこやかに)

同時礼は失礼?

一般的に分離礼と同時礼では、分離礼のほうがより丁寧なお辞儀とされています。
同時礼だと「地面に向かって挨拶している」印象となり、相手に気持ちが伝わらないと言われることもあります。
では同時礼は失礼なのか?と思ってしまいますが、必ずしもそうではありません。
「おはようございます」「お疲れさまです」など挨拶をする時、普段は挨拶をしながらお辞儀をしていませんか。
逆に挨拶をしてから頭を下げるほうが、少し不自然に感じることもあると思います。
形ばかりににとらわれると、本来お辞儀で表す「親愛」「感謝」「尊敬」の気持ちが伝わらなくなってしまうかもしれません。
まずは相手の目をしっかり見て、その場に合わせたお辞儀で気持ちを伝えましょう。

 

お辞儀の際の一般的な手の位置

<女性の場合>
前で重ねます。この時「左手が上」になるように重ねます。指は揃えて、肘は少し曲げ適度な高さにするとより美しく見えます。

<男性の場合>
太腿の横に添えます。中指をスラックスの折り目に沿うようにするときれいです。

 

こんなお辞儀はマナー違反!

・目を合わせない
・首だけを曲げる
・猫背になってる
・何度もペコペコ
・お辞儀をしながら相手の顔を見る(視線を下げていない)

上記のようなお辞儀をされたらどうでしょう。ビジネス感に欠けていて、相手に不快な印象を与えてしまいますよね。
動作も「ゆっくり丁寧に」をやり過ぎてしまうと、よい印象になるどころか、相手をイライラさせてしまうことも。
かといって速過ぎると、粗雑な印象を与えてしまいます。
動きにメリハリをつけ、その場の状況に合わせたお辞儀を意識することが大切です。

 

まとめ

いかがでしたか。お辞儀は基本のビジネスマナーです。お辞儀の種類をしっかり把握しておくことはもちろん大切ですが、
まずは笑顔で心を込めて挨拶をすることが大切です。
相手にしっかり「親愛」「感謝」「尊敬」の気持ちが伝わるように、その場に合ったお辞儀が出来るように、日々見直していきたいですね。