就職活動の際に必ず必要になる履歴書。ここでは履歴書作成の基本的なルールと、採用担当者がみているポイントを解説していきます。是非参考になさって下さい。
目次
履歴書作成の基本
作成手段(手書き・PC)
手書きまたはPCで作成します。提出方法は企業によってことなりますので確認してから作成しましょう。
【採用担当者はここをチェック!】
手書きの場合、文字は読みやすい字で丁寧に書くようにしましょう。雑に書きなぐったような履歴書では、「きっと仕事も雑で投げやりな方なのかも」と思われてしまいます。
履歴書は先方に提出する大切な書類です。達筆かどうかは問題ではありません。気持ちを込めて丁寧に書かれた字はわかるものです。
手書きの場合、何で書く?
手書きの場合は黒ボールペン、万年筆を使用しましょう。
消せるボールペンは温度変化によって記入した内容が消えるおそれがありますので、使用は避けましょう。
「年」の表記について
元号(平成・昭和・令和など)西暦どちらでも大丈夫ですが、いずれかに統一するようにしましょう。
誤字・脱字チェック
作成後は必ず誤字・脱字がないかチェックしましょう。
特に、過去に作成した履歴書を修正して使用する場合は、日付が過去日になっていないか、年齢が当時のままになっていないか、追加の職歴があれば記入漏れが無いかなど確認するようにしましょう。
【採用担当者はここをチェック!】
誤字・脱字が無いかどうか。
これは手書きの文字と同じで、提出する書類として読む側のことを考えて作られているかを見ています。
修正箇所を修正テープで直すのは厳禁です。書き損じたら必ず書き直しましょう。
履歴書の書き方
日付
作成日ではなく「提出日」を記入します。
郵送 → ポストへの投函日
メール → メール送信日
持参 → 持参日
氏名・連絡先
氏名は姓と名前の間にスペースを入れるとバランスよく見やすくなります。
ふりがなは、履歴書のフォーマットに記載されている表記(ひらがな・カタカナ)に合わせましょう。
連絡先には確実に連絡の取れる携帯電話番号・メールアドレスを記入しましょう。
写真
「3か月以内」に撮影したものにしましょう。
写真のサイズは、縦40mm×横30mmが一般的です。
服装はスーツやジャケットを着用しましょう。
写真がはがれた時のために写真の裏面には油性ペンで氏名を記入しておくと安心です。
【採用担当者はここをチェック!】
履歴書を目にする時に、一番最初に目に飛び込んでくるのが「写真」です。
写真の印象を良くするためには、スピード写真よりも写真館で撮ることをお勧めします。
ただ「こういう顔なのか~」とただ顔を見ているわけではありません。髪型、服装、表情、化粧なども勿論チェックされていますが、「写真のカットの仕方」「糊付けの仕方」まで細かくチェックされています。はさみで適当にカットしたものや、曲がった状態で貼り付けた写真は「仕事の仕方も大雑把なのかもしれない」と思われてしまいます。写真ひとつにも細心の注意を払いましょう。
学歴
学歴欄の1行目には「学歴」と中央に書き、その次の行から実際の学歴を書き始めましょう。
義務教育以降の高校、専門学校などから記入します。最終学歴が中学校の場合は中学校を記入しましょう。
学校名・学部・学科・専攻・コースなど、略さず正式名称で記入しましょう。
卒業時は「卒業」と記入し、大学院の場合は「修了」と記入しましょう。
※卒業年度早見表はこちら
職歴
学歴欄の下の行に続けて「職歴」と中央に書き、その次の行から実際の学歴を書き始めましょう。
時系列に記入し、会社名は略さずに「正式名称」で記入しましょう。
応募職種に関する職務内容があれば強調しておきましょう。
退職の理由については「一身上の都合により退職」とするのが一般的です。
最終行に「現在に至る」と記入し、その下の行に右寄せで「以上」と記入して締めましょう。
【採用担当者はここをチェック!】
履歴書の他に職務経歴書も併せて提出する場合、履歴書では主に会社の業種や在籍期間などを見ています。
転職回数が複数回ある場合は、業種に一貫性があるか、応募者がこれまでどんな分野・役割で仕事をしてきたか、即戦力になるのか、自社に定着してくれる人材なのかを見ています。
履歴書のみの提出の場合、職歴欄に書き込んだ内容が書類審査を通過するか否かを大きく左右します。会社情報の他、仕事内容、役割、実績などもしっかり盛り込みましょう。
資格
免許・資格は取得しているものは基本的に全て記入しましょう。
全て正式名称で記入し、現在取得中のものは「〇〇現在取得に向け勉強中」と記入すると良いでしょう。
【採用担当者はここをチェック!】
今回の就職活動に関係のない資格でも、取得しているものは全て記入しましょう。意外な所から興味を持たれることもあります。
志望動機
志望動機は簡潔に書きましょう。
「転職する理由」「企業に応募した理由」「過去の経歴から職務に何が活かせるか」「応募先企業でどう貢献できるか」「入社後どうしたいか」の流れで書くと簡潔にまとまります。
【採用担当者はここをチェック!】
「どうしてうちの会社を希望しているのか」それも気になる所ですが、採用担当者は「入社後の仕事への姿勢や「会社にどう貢献してくれるか」を重要視しています。
ただ応募先企業について「興味がある」「〇〇が好きだから」という理由は、ほぼみられていません。企業を褒めたたえる言葉よりも、応募者が何が出来るのか、どんな努力をしているのか、何を実現したいのかが伝わる志望動機を求められています。
本人希望欄
原則としては「貴社の規定に従います」と記入します。
応募する求人に職種や勤務地等が複数ある場合、本人希望欄に希望している職種や勤務地を記入しましょう。